山里の芸術家紹介

陶芸 伊藤 勝彦

作家紹介-1

瀬戸市赤津町で陶芸を学び、平成10年に「緑」豊かな木下町に家族4人で移住・築窯しました。

つくるという行為の中で、どこまで自分が表現できるか、少しでもいいなと思える作品がつくれるか日々模索しています。

その中でも木下・千万町の豊かな自然の中の木々の「緑」を写したかの様な織部釉の美しさに惹かれ、それを生かす形態と釉色と釉調の調和を意識して作っています。

今、織部の「緑」に、新たに「碧」「赤」「黒」の色を加え制作しています。

陶芸 加藤 明人

2015年春から、自然あふれ草木しげる千万町町333号線沿いの林と小屋に作品を展示しています。

2019年この夏、ご縁で千万町町に工房を構える事が出来ました。

移築窯1年目の始まりです。自然に溶け込み、この豊かで厳しい自然を題材に作陶していきたい。そして此処で発表できたらと思っています。

染織 唐澤 萌

作家紹介-1

千万町へ移住してくる以前は、京都の染め工房で植物染めを学んでいました。

今まで染料となる植物は染料店で刻まれてパックされたものを買うことがほとんどだったので、その植物がどんな場所にどんな姿で生育しているのかを情けないことにあまり知りませんでした。

今は、地域の方々に教えていただく中で、染料植物の自生している場所、収穫できる時期などが少しずつわかるようになり、毎日、漫然と通りすぎていた山里の風景が、意味を持って目に映ってくるようになりました。 新しい植物染めの魅力を、この土地とこの土地の人々に教えていただいています。

彫刻 国島 征二

作家紹介-1
サンフランシスコ空港に展示

長いアメリカ大都市での生活(ニューヨーク、ロスアンジェルス)から、180度の違いを感じる岡崎山間部での生活を始めて20年。この山中から発信する私のアート作品は日本各地での発表はもとより、アメリカはじめオーストラリア、ドイツ、オランダなどヨーロッパ、タイなどアジア諸国での展覧会は今もつづいている。

ともすれば情報過多な都会生活より、個になり、アートを考え、制作し発信、発表できることのよろこびを感じる毎日である。この豊かな自然ののこるこの場所で、自然とかかわり対話することは、作品作りの為の発想、その制作の原点となっていると思うのである。

手紡ぎ・原始織 近藤 なつみ

羊毛から糸を紡ぎ、原始的な織機で織物を制作しています。

こつこつ、地道に…が大好きで、一枚の織物を完成させるまでに、 ゆっくりじっくり作品と向き合いながら、のんびりとした時間を詰め込む気持ちで日々制作に取り組んでいます。

羊毛という素材が持つ、優しさと温もりを感じて頂けたら幸いです。

木工 嶋田 庸平

木を伐る仕事をしています。

そこで出会う木々が私の作品の素材です。

木は人と同じで一本一本ちがいます。  

それらの個性をよみとり手を加えることでまた生き生きとしたものに生まれかわってほしいと思います。

蒔絵 杉浦 傑

日本の伝統工芸のひとつであります漆に魅せられ、漆芸の修業をしています。

漆芸ひとくちに言っても様々あります。蒔絵、箔絵、漆絵、沈金、螺鈿、卵殻、象嵌、平文など、一部ではありますが、様々な技法の習得に努めています。

まだまだ道半ばであり、皆様に披露するには気が引けるところもありますが、恥ずかしながら作品を展示させていただきます。

少しでも漆の世界を覗いていただき、堪能していただければ幸いです。

陶芸 杉本 たけ子

作家としてスタートした頃から粉引の作品を制作しています。

特に私は土器、プリミティブなもの、古代を感じさせるものに魅かれます。 *粉引(赤土に白泥・白化粧土をかけたもの)

白化粧土の白さに純粋、無垢、潔さを感じながら、プリンミティブなものを求めていきたいと思います。  

今、庭の木々が成長し、工房から見える山々、緑の中で作陶しています。

愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科卒

トンボ玉 高山 秀美

1999年長野県で美術館巡りをしている時にトンボ玉と出会い、ほぼ独学で「天とんぼ」として製作活動をしていましたが、2007年より高山竜治と夫婦で「工房天竜」として百貨店催事、作品展、各地のイベントなどで活動。

2014年に岡崎市宮崎町で、自然豊かな理想の工房と巡り合い移住しました。

きらきら輝く大好きなガラスを、どのような色や形にしようかと、自分色を大切にしながら試行錯誤しながら作り続けています。今後もトンボ玉に限らず、自分が良いと思う作品達を、この地と出会えた人々のご縁を大事にしながら、製作活動をしていきたいと思っています。

切り絵 高山 竜治

2007年から動物をモチーフとしたイラストを描き始め、高山秀美と夫婦で「工房天竜」として百貨店催事、作品展、各地のイベントなどで活動を開始。

2010年からは自分が描く絵の表現方法として「切り絵」を選択。

より良い作品の製作環境を求め、2014年に岡崎市宮崎町へ移住し製作活動をしています。

自分の絵を様々な方法で表現し、見てくれた方々の気持ちを和ませるような作品を作り続けていきたいです。

木工 谷田 昌広

作家紹介-1

飛騨高山の家具メーカー、常滑の個人工房で製作に従事した後、2001年に工房を建てる環境を求め木下町へ移り住みました。

僕は、とにかく木が好きです。
木の温もりが好きです。
木の手触りが好きです。
木の美しい年輪や木目が好きです。
鉋で削っている時の木の香りが好きです。

毎日時間に追われ、ストレスを抱える多くの人がほっと出来るような、そんな日常使いの道具を作っていきたいです。

名ま絵のえふみ 筒井 淳文

作家紹介-1

1979年安城市生まれ。大学卒業後、肢体不自由施設で理学療法士として従事。自然とつながる・イノチとつながる暮らしを創っていきたいと想い、自然豊かな千万町に移住。パーマカルチャー・自然農をまなび、実践し、車はてんぷら油を燃料に移動。

2009年からパステルと筆で名前の詩【名ま絵のえふみ】を贈り始め、10,000人以上の人達に、名前の輝き・イノチの輝きをえがき、贈らせていただいている。神代文字や幾何学模様など、もの創りに取り入れ、チラシ・名刺・看板など各種デザインに活動の場を広げている。

みなさんとつながるご縁に、ありがとうございます∞

ガラス工芸 中條 健太

Cafe KURAGARI と併設して ガラス工房 Calm Glass があります。

バーナーワークというガラスのジャンルでガラスの中でも硬質な耐熱ガラスを使ってアクセサリーやオブジェを作っています。

空や星、自然をモチーフにしています。

陶芸 野村 正文

初冬を感じさせる一陣の風が羚羊の鳴き声を乗せ、屋下の沢を下ってきます。心ひき締る風です。

我意が働けば作品が滑けいになり又奇をてらういやらしさが見えてきます。

わかっているつもりですが今だこの我意を捨てられず、作陶活動を続けています。

リサイクルアート 平松 聰志

もともと、美術やアートに興味がありませんでした。きっかけは、整備士になる10数年前。自動車の構造を勉強をするためエンジンを分解しました。その時初めてピストンを見ました。見ていると何となくピストンが人間の顔に見えたので、試しに手足をつけたのが始まりでした。始めは手と足を無造作につけた人形でした。人間に近づけたいと思い、独自で数年かけて技術を習得しました。その後、テーマ性を考えるようになり徐々に今の形になっていきました。

心癒される普段の風景をテーマに昔日、家族愛、友情、絆を感じられる作品。今ある、あたたかいふれあいを形にしたいと思い廃物を集め、外に出ては人とふれあい、日々制作しております。

ゆび書き文字 堀田 たけいち

ゆび先に心をこめて そのぬくもりを文字に

幼いころ、砂場で木切れや、石ころ、また指先で絵や文字を書いたこと。友達の背中に指で字を書き、当てっこをしたこと。曇ったガラスに、指先で字を書いたこと。そんな思い出が「ゆび書き文字」の原点です。

自分の好きな文字や言葉を、自分なりに表現する。そこにはルールはありません。「字の形の面白さ」「言葉の楽しさ」を表現するための手法が優先です。あえて墨(絵具)継ぎを何度もして微妙な濃淡を出す。ゆびの丸みや爪の鋭さを利用して太さに変化をつける。書き順さえ自由自在。上手いより面白い、楽しいが最優先です

陶芸 前田 正剛

愛知県立芸術大学陶磁専攻で学び、自然豊かな額田地区に築窯し、草花を中心に陶器に絵付けをしています。

里山に暮らしておりますと季節の移り変わりに、健気に生きる草木や虫、野鳥などから毎回見飽きぬ多くの感動をもらいます。

そして時に天候の厳しさに否応無く自然に活かされているのだと痛感させられることもあります。

そんなつつましくも力強く、そして誰にも理不尽に厳しく、平等に優しい自然からいただいたお裾分けを丁寧に拾い集めて、なんとか作品に活かせないものかと日々研鑽しております。


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